心がしんどいときに聴くクラシック音楽~ラヴェル・クープランの墓

音楽

こんにちは、驢馬です。

次のブログ記事は何を書こうかな~と考えていたら、AIがこんなテーマを提案してきました。

「心が軽くなる癒やし系プレイリスト」

驢馬は音楽が好きですが、「心を軽くする」ことを目的に音楽を聴くことはあまりありません。

どうしようかな、と思っていたのですが

以前仕事で辛かった時によく聴いていた曲があるので、今回はそれを紹介します。

フランスの作曲家ラヴェルの、「クープランの墓」というピアノ曲です。

「クープランの墓」ってどんな曲?

作曲者のモーリス・ラヴェルは、第一次世界大戦により、複数の知人たちを亡くしてしまいます。

彼らを思ってつくられたのが、「クープランの墓」という楽曲です。

クープランとは、18世紀初頭に活躍した作曲家フランソワ・クープランのこと。

ラヴェルは、クープランに代表されるバロック期の音楽スタイルにも敬意を表し、彼の名前を楽曲のタイトルに入れました。

タイトルに「墓」とありますが、(少なくとも自分がいつも聴いている演奏は)重く暗い雰囲気ではなく、繊細で美しい曲です。

このアルバムが、驢馬がいつも聴いているものです。2~7曲目が「クープランの墓」。

【推しポイント!】大切な思い出を振り返るような曲

「故人に捧げられた曲」というのが、この曲のポイントだと思っています。

「クープランの墓」は6つの短い曲から成る組曲ですが、各曲がそれぞれ別々の人に向けて書かれています。

まるでそれが、故人との思い出を振り返るようで、どこか懐かしいような気分にさせます。

繊細なピアノの音が、大切な記憶を思い出させてくれるようで、泣ける……!

自分はこの曲を聴いて、しとしとと雨が降っている、春から初夏くらいの情景が思い浮かびます。

まるでセピアに色あせたアルバムをめくるように、美しい思い出をひとつひとつ大切に振り返っていくようです。

終曲のクライマックスでは、曲調が一気に豪華絢爛になります。

まるで色味の無かった世界が、一気に極彩色に変わるようで、自分はここが大好きです。

その鮮やかな世界に圧倒されたまま、曲は終わります。

人は亡くなっても、思い出は生き続けていく。

思い出が今を美しく彩っていることを表すかのような、感動的なクライマックスだと感じます。

ピアノ曲ってよいよね 弦楽器もよいぞ

個人的な意見ですが、単一の楽器の曲って落ち着きますよね。

特にピアノ。YouTubeで「睡眠 ピアノ」などと検索するといろんな曲が出てきます。

リラックスしたい方は、ぜひ調べてみてください。

また、弦楽器の曲もオススメです。

自分がチェロ弾きなこともあって、バッハの「無伴奏チェロ組曲」は超おすすめです。

有名なのは「第1番」のプレリュードですが、「第6番」もすてきな曲。

どこかもの悲しげで、でも心が浄化されるような、本当に美しい曲です。

第一番
第六番

弦楽四重奏もおすすめです。

ハイドンの「弦楽四重奏曲第67番 ニ長調」もすてきな曲。

第一楽章に登場するテーマから「ひばり」と呼ばれていて、優雅で気分が落ち着きます。

まとめ

「心が軽くなる癒やし系プレイリスト」……。

意識していなかっただけで、思ったよりいろいろありました!

というわけで、クラシック音楽には、心が癒やされる名曲がいっぱいあります。

また、演奏者によっても全然違った演奏になるので、ぜひお気に入りの演奏を探してみてください♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました