雨の日に聴きたいクラシック~フランク『交響曲 ニ短調』

音楽

こんにちは、驢馬です。

夏ですね~

関東地方はゲリラ豪雨が多くなっていて、常に雨の心配をしながら過ごしています。

先日は千葉県でも豪雨があり、被害を受けた方は大変な思いをしているかもしれません。

自分も、災害に対する備えの大切さを実感しつつ、まずはバルコニーに干した洗濯物のお世話を怠らないようにしています。

さて個人的に、雨の多い季節は好きではありません。

天気が悪いと、気分まで沈んでしまうようで……。

雨の日こそ落ち着いた音楽で癒されたい、と自分は思うのです。

今回は、そんな雨の日に聴きたいクラシック音楽を紹介します。

フランクの『交響曲 ニ短調』という楽曲です。

『交響曲 ニ短調』ってどんな曲?

画像はイメージです。

交響曲 ニ短調は、フランスで活躍した作曲家 セザール・フランク が、晩年に完成させた代表作です。

フランクはベルギー生まれで、その後フランスを中心に活動しました。

教会でオルガンを演奏しながら、多くの弟子を育てたことでも知られています。

『交響曲 ニ短調』は、フランクが残した唯一の交響曲です。

一般的な交響曲は4楽章構成が多いのですが、この曲は3つの楽章でできています。

全曲は約40分ほどで、静かで暗い雰囲気から始まりますが、少しずつ力強さと希望を感じさせる音楽へと変化していきます。

まるで一つの物語を読んでいるような気持ちで楽しめる作品です。

また、最初に登場したメロディーが形を変えながら何度も現れるため、初めて聴く人でも「このメロディー聴いたことがある!」と感じやすいのも魅力。

壮大な響きと美しいメロディーが特徴的で、聴き終えたときには大きな達成感と感動を味わえます。

『交響曲 ニ短調』は第2楽章が美しい!

全部で3つの楽章がある『交響曲 ニ短調』ですが、驢馬のおすすめは第2楽章です。

この楽章は、落ち着いた雰囲気で始まります。

まるで雨の日の、屋内で静かに過ごす時間のように、ゆったりした曲です。

hr交響楽団の演奏。

ハープと弦楽器のピッチカート(弦を指ではじく演奏方法)から始まる第2楽章は、16:39~です。

柔らかな和音とコーラングレの悲しげなメロディーが印象的です。

始まりはしとしとと雨が降るような雰囲気ですが、途中(18:10ころ)から明るく温かな音楽になります。

まるで雲の隙間から光が差し込んで、気温が上がったような感じ!

その後も悲しい雰囲気と温かい雰囲気をゆるやかに行き来しながら、音楽は進んでいきます。

変化に富んだ中間部を経て、最後(23:00ころ)は冒頭のメロディが戻ってきます。

でもなんだか、最初よりぬくもりのある雰囲気だと思いませんか?

明るい第3楽章を予感させる、虹のように美しい響きで第2楽章は終わります。

フランクの交響曲は、重厚な和音の響きが印象的ですが、繊細な音もたくさん詰まっています。

弦楽器が小さな音でトレモロ(細かく刻む弾き方)、様々な楽器の息の長いメロディなど……。

きっと作曲者のフランク自身も、とても繊細な感性を持っていたのだろうと思います!

フランク『交響曲 ニ短調』のオススメ録音

オススメ……というより、驢馬が持っている音源の紹介です。

①ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団(録音:1957年3月)

かなり古い音源なので音質がやや悪いのですが、それを気にさせない名演です。

第2楽章は比較的さらっとしてます、個人的にはこのくらいの方が好きです。

音のニュアンスなどの細部に非常にこだわりを感じる演奏で、教会にいるような荘厳さとそよ風のような柔らかさの両方を感じられます。

風向きが変わるように自然に曲想が変化し、クラシックと言うより映画音楽を聴いているようです。

名盤として有名な一枚で、フランクの弟子のショーソンが作曲した交響曲も入っています。

これがまた良い曲なんですよねぇ……。

▼Spotifyにもありました▼

②バレンボイム指揮 パリ管弦楽団(録音:1976年2月)

①の録音より新しい演奏で、全く印象が違います。

指揮者や演奏者でこんなにも違うものかと、驚くのもまた面白い体験です♪

さてこちらの演奏は、第一・三楽章がめちゃめちゃ重い!

その分第二楽章は、密度が無い雲のような軽い演奏です。

個人的には他の楽章も、もう少し湿度低めが好きだな……(笑)

割と基本に忠実な、お手本のような演奏だと感じています。

ちなみにこちらのCDには、同じくフランクが作曲した交響詩《プシュケ》が入っています。

【まとめ】雨の日は美しい音楽で心を癒そう

「雨の日に聴きたいクラシック」と言いながら、前向きになりたい人にはあまり向かない選曲になってしまいましたね。すみません(笑)

ただ驢馬は、気分が落ちている日こそ、底抜けに明るい音楽よりその気持ちに寄り添ってくれるような音楽を聴きたいと思うのです。

今回紹介した『交響曲 ニ短調』など、繊細で美しい音楽に耳を傾けてみてはいかがでしょうか!

音楽は雨を止ませることはできませんが、ちょっとだけあなたの心を暖かくしてくれるかもしれません💓

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